
今年度で、教員から転職しようと思うけれど、エージェントに相談したら「まだ早い」って言われてしまった。まだ転職活動をするには早いのかな。

今から転職活動すべきです。4月入社可能で1社内定をいただきました。
- 教員から転職したいけれど、4月入社をエージェントに伝えたら、1月から動き出すとよいと言われた。
- 転職を決めたものの、いつから動き出したらいいか迷っている。
- こんなに早く動き出して、転職活動は無駄になりそうと心配。
- 4月入社希望を伝えた時の、企業の反応や選考への影響
- 4月入社希望を企業に伝える方法
4月入社希望は一般的には1月から活動開始
以前の転職活動日記でもお伝えしているよう、4月入社希望の場合は、今すぐ応募するのは早いというのが通説です。
具体的には、リクナビNEXTの記事にあるように、1月からの転職活動がおすすめされています。
4月入社を目指す場合、転職活動に3カ月間かかるとすると、早くて12月、または1〜2月から開始する必要があります。ただし、1月はボーナス支給後、かつ年末年始の長期休暇でキャリアを見つめ直す人も多く、求職者が増加するシーズン。前倒して12月に転職活動を始めておくことで、ライバルが少ない状態で進めることができるでしょう。
4月入社を目指すには?4月採用のための転職開始時期(リクナビNEXT)
mgmgも11月から活動開始を、とエージェントに言われましたし、DMをいただいたフォロワーさんは1月からとエージェントにアドバイスを受けたそうです。
ですが、1月から動き出しても、必ずしも内定がもらえるとは限りません。
以下に「今からでも転職活動すべき」という3つの理由を示します。
4月入社希望でも今から転職活動すべき3つの理由
自己応募した38%は入社時期を気にしていない
現在、教員からの転職活動をしています。自己応募メインなので、書類選考、面接日程調節は自分でしています。
自己応募した企業のうち38%は「4月入社でも構わない」と返答していただきました。
書類が通った13社のうち、
- 5社は4月入社希望を伝えても選考を継続できました。
- (1社は内定獲得、1社は課題で不採用、選考残り3社)
- 2社は書類通過後、面接日程調整時に4月入社希望を伝えて、不採用。
- 2社は1次面接の際に、4月入社希望を伝えて、不採用。
- 4社は、4月入社希望を伝える前に、一次面接で不採用。
4月入社を伝えた際の企業側の具体的な反応としては、次の通り。
内定をいただいた1社は、書類通過時から4月入社希望を伝えていました。面接時にも再度入社時期を確認し「教員という仕事を全うしてから入社をしたい。」と伝え、内定獲得です。
選考残り3社のうち、面談済みの2社については「4月入社が原因で落とすことはない。」と人事担当の方からお話いただきました。
一次面談を控えている1社は、書類選考通過後、面接日程調整時に「4月入社希望」を伝え、OKをもらっています。
書類が通り、課題で落ちた1社は、書類選考後に「4月入社希望」を伝え、入社時期は問題ない、との返答。その後、課題を7つ提出しましたが、適性がないとのことで、不採用。
一方で、書類通過すぐに4月入社希望を伝えたら、2社は「遅くとも年内に入社してくれる方を」との返答をいただき、辞退しました。
また、一次面接で4月入社希望を伝えた2社については、「少し先の話になるので、相談してみないと分からない」「採用が挙手性なので、4月入社希望だと厳しいかもしれない」という反応でした。
mgmgは書類通過後~一次面接で4月入社希望を伝えていますが、企業によって、通ったり通らなかったり、快諾であったりします。また、入社時期が一致していても、通らない可能性もあると考えています。
3学期の多忙さで転職活動の余裕を確保できない可能性
具体的にエージェントや一般論で言われている 1月からの転職活動ですが、
3学期の教員の業務量を考えると転職活動との両立が難しいと判断します。
3学期は、期間が短い中で、次年度に向けての仕上げや引継ぎを行います。
イメージとしては、学期が始まったらすぐに年度末が見えてくる形。
また、教職員の異動が明らかになって、クラス替えの構想や校務分掌の引継ぎといった仕事があります。
転職活動には、時間的な余裕が必要ですが、3学期の教員の仕事内容を見通すと、余裕をもてるか疑問です。
年度末でも、年内に退職の旨を伝える必要がある
一般企業の場合は、退職の意思を伝えてから1か月~2か月程度で退職ができます。
しかし、教員の場合は、次年度の学校内の人事を考慮すると、
遅くても12月には校長先生に退職の意思を伝える必要があります。
1月からの転職活動では、先が決まっていない状態で退職の意思を伝えることになります。
4月からの就職状況が不透明な状況だと、説得されて退職の意思が揺らいだり、踏ん切りがつかなかったりするという状態が考えられるでしょう。
今すぐ転職活動をするメリット
年内に内定し、精神的な安定を得ることができる
今から転職活動を開始すれば、早ければ2週間後、遅くても年内には内定先が決まります。
退職の意思を伝える際にも、自信をもって自分の意思を伝えられるでしょう。
また、残りの教員生活も「最後だから」と踏ん張れるだろうとmgmgは予想しています。
自分のことを評価してくれ、基盤が安定している企業に入社できる
入社が少し先でも、内定を出す = 自分のことを評価している & 企業にゆとりがある
と判断できます。
中途採用は、即人材が欲しいときに行われることが基本ですが、
長期的な視点で見た際に、(入社時期の融通を効かせて)内定をOKしてくれる企業は、基盤が安定していて、自分に対する評価も高いと考えることができます。
チャレンジできる期間が増える
今すぐ転職活動を始めても即内定がもらえるとは限りません。
しかし、1月から転職活動をしても、内定が増えるとも限りません。
コロナ禍なので、手広くチャレンジしていくという意味では、今から企業に応募してどの程度自分が通用するのかを見ておくのがよいと思います。
もしも、年内に内定が決まらなくても、もともと1月から動くつもりであったのであれば、失うものはないと考えます。
今すぐ転職活動をするデメリット
企業応募の幅が狭くなる
mgmgの応募状況からもあるように、「今すぐ人が欲しいので、辞退で」という場合もあります。
1月から転職活動をすれば、「時期がずれているので」という理由で落とされる確率は低くなります。
今すぐ転職活動を始める場合は「すぐ入社を」という企業は、選考に進めないので、企業の幅は狭まります。
エージェントのサポートは期待できない
エージェント経由で応募できる企業は、基本的には「すぐに人が欲しい」企業です。
また、エージェントとしても、企業の要求に答えるために即入社可の人材を優先してサポートします。
今すぐに転職活動を始める場合は、エージェントのサポートは得られない、と思っておく必要ありです。
転職活動が長引く可能性もある
メリットの裏返しになりますが、
今から応募できる = 今から転職活動しなければならない
ということなので、場合によっては転職活動が長引くことも考えられます。
転職活動には精神的、時間的、肉体的な余裕が必要なので、長期戦になるかも、という覚悟も必要です。
4月入社可能な求人は自己応募で見つけよう
求人を探すのには 転職サイトがおすすめ
今回、エージェントも2社使いましたが、4月入社OKの返信をくれたのは、自己応募した企業でした。
今回使った媒体は
リクナビネクスト、WANTEDLY、Green、ミイダス、キャリトレ、マイナビといったいわゆる転職サイトと
企業HPの採用ページ(転職サイトを使わないで直接)といった形です。
4月入社可能かを聞いた際には、ミイダス経由は2社ともOKでしたが、こればかりは企業によるので、どの媒体が4月入社可能率が高いかということにはならないですね。
応募してみて、その企業の反応を見るしかない、というのが本音です。
mgmgの経験から確実に言えることは、エージェント経由では4月入社可能は難しく、
4月入社可能な企業を早めに見つけるなら、自己応募一択ということでしょう。
4月以降に入社希望であることを伝える 3つのタイミング
今回、mgmgが4月入社希望を伝えたのは次の3つのタイミングです。
企業の志望度に合わせて、伝えるタイミングを変えました。
書類選考時
転職サイト経由の場合は、自己記入欄に「現職の引き継ぎの関係上4月入社希望」と書いておきました。
また、そのほかの自己応募では、履歴書に「現職の引き継ぎの関係上4月入社希望」を記載しました。
転職サイト経由の場合は、どこまで企業が見ていたかの判断が難しく、
書類選考で不通過だった企業に対して「4月入社希望が原因か」を確かめることができないですが、4月入社希望を伝える初めの段階として「書類選考時」があります。
履歴書に記載しておけば、見てもらえたと判断しています。
書類通過して、面接日程調整時
無事に書類選考が通り、面接日程を調節するタイミングで、
面接希望日程 + 四月入社希望でも面接していただけるか
を確認しました。
理由は、現職中で面接できる日程が限られていて、入社時期が原因で落とされるのであれば、面接に進む必要を感じなかったからです。
書類通過後、面接調整時に「4月入社可能か」を伝えたのは、比較的志望度が低かった企業です。今回は第一志望がWEBマーケティングだったので事務職や営業職などは早めに聞いてしまいました。
そして「4月入社でも面接できます」と返事いただいたところは、こちらの志望度も上がったので、ありがたく面接を受けさせていただきました。
一次面接時
WEBマーケティングの会社は志望度が高く、また、なかなか書類も通らなかったので、基本的には「一次面接時」の「逆質問」のタイミングで4月入社希望を伝えました。
このタイミングで伝えた理由は2点。
1点目は4月入社が原因で落とされるのであれば、このまま先に進む必要性を感じなかった点、2点目は一次面接で自分をアピールしているので好感を持たれていれば、書類時に伝えるよりは選考通過率が上がるのではと考えたからです。
もちろん、すべての応募企業に、同じような画一的な対応をしたわけではないですが、
志望度と、自分の面接日程の関係で、4月入社希望を伝えました。
それを伝えた結果、全部の企業で不通過であれば、4月入社希望であれば、1月から動き出すのがよいという結論になりますが、
私のように、内定をいただいたり、入社時期ではなく適性で判断するという企業に出会えることもあります。
一概に1月から動き出せばよい、というのは、逆に視野を狭くするかも、と考えます。
まとめ 今から動き出しても早すぎることはない。
転職活動で何を重視するか、それは人それぞれ異なります。
早く次を決めて、安心感を得たいのか
なるべく幅広く企業をみたいのか。
ゆっくりと自己分析して挑むのか、
まず、動いてみるのか。
4月入社希望でも、今から動き出せる一例になれればとこの記事を更新しました。
38%、あなたが10社応募したら3社は「4月でもいいよ」と言ってくれる企業かもしれません。
教員からの転職を考えてる方と一緒に、先に進んでいけたらと思います。
お読みいただきありがとうございました。