
教員からの転職先でよく、営業職がおすすめされているけれど、
営業職って、ノルマきつそうだし、プレッシャーがすごそうだから、正直抵抗あるんだよね。
Twitterで教員から転職先として「営業職に抵抗があるか」アンケートしました。
すると32人のうち、56%が、営業職に抵抗あり。
私自身も、営業職には抵抗があり、2回の転職活動では、営業職は避け続けました。
けれど、今では
営業職もきちんと選択肢の一つに入れるべき
と今は考えています。
今回は、リクルートエージェントでキャリアアドバイザーとして活躍されている藤井さんへのインタビューをもとに、「教員からの転職先として営業職をおすすめする理由」を紹介します。
この記事を書くきっかけになった藤井さんのツイートはこちら
絶対に成功できる!これは、転職したい先生にとってみれば、すごく励まされるお言葉。
では、絶対に成功させるために必要なこととは、何でしょう?
- 営業職はちょっとなあ、と抵抗がある人
- どうして営業職がおすすめされるの?と理由が知りたい人
- 自分に合った営業職の見つけ方が知りたい人
- 正しい「営業職」の捉え方
- 営業職こそ、教員の経験を生かせる未経験職種であること
- 営業職を選ぶために必要な知識、エージェント活用方法
結論から先にお伝えします。
営業職を候補に入れるのであれば、
- 転職活動の軸をはっきりとさせる
- 営業職の捉え方を変える
- 営業の方法や商材について、自分で調べて理解をする
- エージェントに相談する
この4つを必ず行いましょう。
安易に営業職を嫌がると危険な理由
未経験OKの職種で営業を除くと選択肢がほぼないから
そもそも、教員からの転職は未経験からの挑戦になります。
未経験OKの職種といえば「営業職」「販売職」「事務職」「技術職(エンジニアなど)」です。
ここで、事務職は経験者でも入りづらい職種で、
エンジニアはスキルが必要ということを考えると、
「営業は嫌だなあ」で営業職を除くと選択肢がほぼなくなることになります。
教員からの転職を成功させるには、「選択肢を広めにもっておく」ということが非常に大切です。
そのために、営業職も視野に入れるべきだ、と考えています。
どうして営業職に抵抗があるの?
営業職に対する誤ったイメージがあるから
「営業職」というとどんなイメージがありますか?こんな感じでしょうか。

抵抗ありの人にとっては
ノルマ達成に追われる 電話&訪問しまくる 契約がとれず辛い
といったイメージがありますね。
けれど、藤井さんによるとそのような営業は今はごくわずかだそうです。
「金融」「不動産」「保険」「医療」「通信系」は月ごとにノルマ達成が求められるので、ハード。
このような業界を避ければ、私たちのイメージと少し違う営業職に出会える、とのこと。
営業職のメリット
転職活動において、営業職を選択肢に入れるメリットとしては、次の5つ
- 未経験の人でもOKと間口が広い
- 一度営業の経験があるとキャリアチェンジしやすい
- 成果を出せば給料が上がる
- 教員の「コミュニケーション能力」を評価してくれる
- お客様から感謝され「やりがい」を感じる
この5点目は藤井さんに教えていただいた点です。
藤井さんは現在、転職エージェントのキャリアアドバイザーとして、人の人生の転換期に携わることができる点にやりがいを感じているそうです。
これまで教員の仕事にやりがいを感じてきた人にとっては、やりがいのある仕事という点で営業職はフィットするなと思いました。
営業職を選択肢にする際に必要なこと
では、営業職を転職活動の選択肢に入れるために必要なことはいったい何でしょう。
それは、
- 営業職に対して正しい捉え方をすること
- 営業方法や商材についての理解を深めること
順に詳しく説明していきます。
営業職に対する捉え方を変えること
営業職 = もの・サービスを売る仕事
という捉え方だと、ノルマ達成が第一優先の仕事になってしまいます。
営業職の正しい捉え方は
営業職 = お客様のために何ができるかを徹底的に考え、それをやり続ける仕事
です。
ノルマ達成を第一に考えて、お客様に嘘をついたり、役立たない商材を売っても、結局クレームにつながるため、
目先にのノルマにとらわれずに、本当に相手のために何ができるかを考えていくことが大切な仕事だそうです。
営業 = ノルマ達成のための仕事
ではなく、
営業 = お客様への価値を提供する仕事
ノルマ = お客様のために全力を尽くしていれば超えられるもの
と、営業職に対して正しく理解することが必要です。
営業方法や営業商材についての理解を深めること
一度、求人サイトで「営業職」で調べると分かるのですが、
営業職の種類や方法は多岐に渡ります。
新規営業、ルートセールス、反響営業、
インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサポート
法人営業、個人営業、代理店営業、有形商材、無形商材
私も初めは、「全く分からない…」という状態でしたが、少しずつ調べ始めて知識がつきました。
営業職を視野に入れるなら、どんな営業スタイルなのか、何を売っているのか、
自分で調べて自分で理解することが大切です。
そうしないと、誤った転職先に就職してしまうことも。
間口が広いからこそ、正しく判断するための知識が必要になります。
自分に合った営業職の見つけ方は?
営業職を視野に入れて、営業についての知識がついてきたところで、いざ、求人を調べる段階では、大きく2つの方法があります。
営業方法や労働条件から選ぶ→商材で絞る
転職の軸が、働き方を変えることである場合は、
営業方法や労働条件をまず見て、次に商材で絞りましょう。
自分がどんな働き方をしたいのか、それに合う営業職は何かを第一に考えて、応募しましょう。
商材から選ぶ→企業の魅力や営業方法で絞る
ひとまず、営業職で見ていくならば、営業商材を最初に考えましょう。
営業商材とは、簡単に言うと、売っているもののことです。
商材に対して、自分が納得できていないと、営業するという仕事にコミットできないですからね。
また、面接などを通して、「その企業で働きたいと思うか」と会社の魅力について考えましょう。
藤井さんによれば、
話すのが好き・伝える力がある人に向いているのが 有形商材
聞くのが好き・聞く力がある人に向いているのが 無形商材
転職エージェントを味方に付けよう
実際に、営業職を視野に入れて求人を探してみたのですが、やはり求人の種類がとても多いです。
正直、自己応募では絞り切れない数あります。
これまで、転職エージェントをあまり活用できていなかった私ですが、
営業職を視野に入れるなら転職エージェントを活用しましょう。
そうしないと、求人が多すぎてどう選んでいいか分からないからです。
私が、営業職を目指すならエージェントの力を借りる必要があるなと感じた藤井さんとのやりとりを紹介します。

自分の経験を活かすなら、教育業界の営業職も選択肢に入るかなと思ったのですが、やはり、教育業界の営業職はおすすめですか?

確かに、入りやすいかもですが、おすすめかどうかは転職活動の軸によります。
というのも、教育業界で学生向けの商材を扱っている会社は、参入障壁が高いんです。
つまり、物が売りづらいので、どうしても人の力で押し売る必要があります。
だから、転職活動の軸が働き方の改善、になる場合は教育業界はおすすめできないことも。

そうなんですね。売れにくい商材を扱っていると働き方が改善されないですね。
商材が売れやすいのかどうか、自分だけでは見極めが難しいです。
また、営業職は求人も多いので、ここから自分で選んでいくにはなかなかハードだと思っています。

営業職は自己応募は難しいです。
80点の転職先でよければ、自己応募でも見つかると思います。
けれど、100点の転職先は、エージェントの力を借りないと厳しいです。
営業職を選択肢に入れるならエージェントはうまく使っていく必要があるなと思いました。
具体的には大手のエージェントで、幅広く営業職を見ていくことをおすすめします。
ただし、エージェントや担当者によって、得意不得意があるため、複数登録が必須です。
おすすめの転職エージェントについては次の記事で紹介中。
また、営業職だけに特化した転職サービスもありますよ。
こちらの マーキャリ という転職エージェントは、私が今現在働いているカスタマーサクセス職といたような、デジタルセールスとの求人だけに特化しています。
教員としてのスキルは営業職だとアピールしやすいので、
未経験からの転職でも十分評価してもらえますね!
まとめ 営業職についての正しい理解を身に付けて選択肢を広げよう
「営業職」とはどんな仕事なのか、何をどうやって売るのか、自分自身が知識を身に付けて、
「営業職」が自分の転職活動の軸に合うかどうかをきちんと考えましょう。
転職の軸に合う営業職を見つけるためには、自己分析&エージェントのサポートが必要ですよ!