【完全版】次の3月に教員から転職したい!転職成功のスケジュール

教員からの転職
転職したい男性教員
転職したい男性教員

よし、教員から転職するぞ!

転職したい女性
転職したい女性

まあ、とりあえずエージェントに話聞けばいいか。

一歩踏み出そうというその勇気は非常に素晴らしいです!

しかし、やみくもに行動して、丸く収まるほど、教員からの転職って甘くないんですよね。

ちなみに、あなたはいつ転職をしようと考えていますか?

おそらく、たいていの人は「3月」と答えると思います。

それは、学校のスケジュールが4月はじまり3月おわりだから。

実際のところ、今すぐ辞めたって問題ないのですが、教員を目指すほどまじめで熱心な人が

転職の決まった女性教員
転職の決まった女性教員

「就職先決まったので来月で辞めます~!」

と、なる可能性はかなり、低いでしょう。

理由は

実際に私も3月退職でした。

今日は、自分の経験を基に、「学校の先生を辞めたい」と思っている人に向けて、転職を成功させるまでの1年間のスケジュールをお伝えしますね。

こんな人に読んでもらいたい記事です
  • 教員を年度末で辞めたいと思っているが、今すべきことが分からない。
  • 教員から転職をした人の具体的な動き方が知りたい。
  • 転職活動を進めるまでのさっくりとした流れが知りたい。

この記事を読むとこんなことが分かります
  • 年度末に向けて、それぞれの時期にすべき行動
  • それぞれの時期に活用したいサービスやサポート

それぞれの時期に合わせた適切な動き方をして、3月退職を成功させましょう!

3月に教員から退職するための具体的スケジュール

まずは、次の3月まで、一年間どのように活動を進めて行ったらいいか、説明します。

それぞれの時期に、適した行動をとっていくことで、転職成功の可能性は高まりますよ!

4月~7月 学級経営と校務分掌に全力を注ぐ

小学校の授業のイラスト(女性教師)

え、仕事辞めたいのに?と思いますよね。

辞めたいからこそ、いったん学級経営をしっかりやりましょう。

理由としては転職活動に必要な実績と時間をつくるためです。

転職に必要な実績をつくる

あなたが面接官だったら

「先生辛くて辞めたいんです。クラスも荒れ果てて仕事も多すぎて…」

という人と

「先生を辞めるという決断をしましたが、学級づくりでは○○を、分掌では△△を実践しました。」

という人のどちらを採用しますか?

結果は…聞かなくても明らかですよね。

転職活動では、必ず現在の職業での自分の取り組みが質問されます。

そこで答えられる内容をためるために、まずは教員としての仕事をしっかりすすめましょう。

学校の先生の仕事内容の中で直接一般企業アピールできる内容はないですが、

日々の先生としての業務で、問題をどう捉えて、どんな行動をしたかは、

転職活動で必ずアピールできます。

教員という仕事を暗い気持ちで終わらせないためにも、

まずは学校の先生という仕事に対して、何か一つでも「これは頑張った」といえるものを見つけられるようにしましょう。

転職に必要な時間をつくる

あとは、1学期中に学級がある程度落ち着かないと、2学期以降に転職活動に充てる時間はとれません。

3月退職のスケジュールなら、転職活動が本格化するのはどんなに早くても2学期以降。

2学期以降に、学校の仕事を多少手が抜いても回るぐらいに、

貯金をしておくイメージで1学期は仕事に全力を注ぎましょう。

1学期は学級経営の中でも要となる時期です。

ここで学級をある程度安定させておくことで、2学期以降に学校の先生の仕事と転職活動を両立させる余裕を作ることができます。

ぶっちゃけ、1学期中にできる転職活動なんてない

最後は、この部分ですね。

3月に転職したいと思っている人の中には、

「今すぐ転職エージェントに登録しないと…」と考える人いると思うんです。

ただし、1学期中に転職エージェントに登録するのは早すぎです。

というのも、転職エージェントは遠くても3ヵ月後ぐらいに転職する人をターゲットにしています。

実体験なのですが、仮に今すぐ、今転職エージェントに話をしても

3月退職だったら11月ぐらいにまた相談してください!

といわれます。

リクナビNEXT  や  ミイダス といった転職サイトに登録して求人を見てみるのはすごくいいことですが、転職サイトと転職エージェントの活用時期はもう少し後です。

正直、学校の先生を頑張る気力がない という人は…

こんな話をすると、

辞めたいのに全力注げるわけないじゃん。

という声も聞こえてきそうですね(笑)

確かに、教師の仕事に対して全力が注げるなら、辞めたいとは思わないかもしれません。

ただ、辞めたい仕事に全力を注ぐ以上に辛いことが、転職活動では必要なこともあるんです。

私も何度も転職活動辞めて、教員続けた方が楽かも、と思いました。

けれど、欲しいものを手に入れるためには自分で努力するしかないのです。

決して残業をたんまりとする必要はないです。

せめて、定時までは、自分の学級だけは、アピールポイントを定めて1つでもいいので注力しましょう。

精神的に限界を迎えた先生
精神的に限界を迎えた先生

でも、もう、これ以上頑張ることなんてできないよ…

という人には、年度途中での退職についてまとめた、こちらの記事もおすすめです。

どうしてもしんどいなら、途中でやめてもOKです。

8月 自己分析、情報収集、必要な資料作成に取り組む

8月で夏休みになるといったん仕事は落ち着きますね。

だらだらしがちな夏休みですが、3月退職に向けた準備を進めていきましょう。

自己分析をはじめよう

自分のことをよりよく知って、適切にアピールすることが大切です。

仕事から少し離れることのできる夏休みに「自分自身」についてたくさん考えていきましょう。

徹底的に自分と向き合う自己分析の方法については、こちらの記事でまとめています。

また、自分が自分を分析するためにはツールを有効活用しましょう!

自己分析ツール①ストレングスファインダー

書籍代として2000円で、超本格的な自己分析レポートが作成できます。

この書籍を買うとアクセスコードがついてくるので、そのコードを使って診断を受けます。

なお、アクセスコードは一回しか使えませんので、中古本ではなく必ず新品の本を購入してくださいね!

これで分析すると自分の強みが何でどのような言いまわして表現したらいいかが分かりますよ。

自己分析ツール②グッドポイント診断

無料で使える自己分析ツールの一つ目が、転職サイト最大手の リクナビNEXT のグッドポイント診断です。

リクナビNEXT は転職活動では登録必須なので、まずは診断のために始めてみるのもいいですね。

自己分析ツール③コンピテンシー診断

次は ミイダス のコンピテンシー診断が役立ちます。

直感的な操作で扱いやすいため、ミイダスは2回の転職活動で必ず登録はしています。

ミイダス では、オファーが来ると面接確約できるので、

書類が通りづらい教員からの転職では登録必須です。

ミイダス はこちらにまとめています。

キャリアカウンセリングを受けてみよう

転職エージェント以外にも、転職活動を行うために必要なカウンセリングをしてくれるサービスがあります。

転職エージェントと話をするのは11月ごろがおすすめのため、それ以前に誰かに相談したいときには、

ポジウィルキャリア  や  ニューキャリアマジキャリ といったキャリアコンサルティングサービスの無料カウンセリングから始めてみましょう。

自分の考えが明確になりますし、そもそも転職活動するかどうかの相談を行うことができます。

ポジウィルキャリア については、下記の記事でまとめています。

知識武装をしよう

転職活動も情報戦です。

私は知識武装に取り掛かるのが遅かったなと反省しています。

早めに身に付けておきたかった知識とは

  1. SPI対策
  2. 転職活動の準備に必要な知識
  3. 基本的なPCスキル

の3つです!

転職するか迷っているうちから知識だけでも

身に付けておけばよかったなと反省しています

SPI対策

「SPIとは適性検査」です。

ちょっとした学力テストと思っていただければ。

適性検査はセンター試験みたいにちょっとしたコツがいるんですよね。

私も何も対策しないで受けたら一社落ちましたので、

一冊でいいので本買って対策しましょう。

どの本がいいか考えている時間あるなら、どれでもいいから本買って一問でも解いた方がいいです。

実際に私が使っていて本は、SPIとWEBテストが一冊で対策できてコスパ◎です

転職活動の準備に必要な知識

2年前に転職活動したときは、正直エージェント以外に頼れる人はいませんでした。

けれど、今は、YOUTUBEやブログなどでたくさんの有益情報が得られます。


通勤時間やまったり時間にうまく知識武装していきましょう!

私が実際に愛用していたおすすめのメディアについては下の記事でまとめています。

書籍で知識をつけていくのが好きな方は下の2冊の本がおすすめです。

転職する気のない人にもおすすめできます。

私はこの本を読んで、転職を決意しました。

Twitterで、有名なmotoさんの本ですね。

ご本人の発信もとても有益です。

転職を副業の相乗効果を狙ってキャリアを築いた方で、特に職務経歴書の書き方は一読の価値ありです。

この本を基に、私が作成した職務経歴書のサンプルは以下の記事で公開しています。

基本的なPCスキル

学校の先生はICTリテラシーが低い、というイメージを抱かれています。

確かに、今の会社に入社して、タイピングのスピードだったり、エクセルの関数のスキルといった、自分のPCスキルの低さを実感しています。

ある面接官の方に

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を取ると、一定のPC
スキルが証明されるので、書類選考が通過しやすくなるかもしれないですね。

とアドバイス受けました。

少しでも書類通過率を上げるために、このようなテキストで勉強して試験を受けてみるといいですね。

職務経歴書と履歴書をつくろう 

転職活動では「職務経歴書」と「履歴書」が必要です。

特に職務経歴書は教員からの転職でのサンプル数が少なくて何を書いたらいいのか分からないですよね。

次の記事に画像付きで公開しています。

この職務経歴書を使うようにしてから、書類選考の通過率もアップしました!

職務経歴書を書くための内容の洗い出し方については、別記事でまとめますね。

9月、10月 学級を安定させつつ定時退勤を増やす

夏休み明けで、子供たちの生活リズムは乱れているし、2学期は運動会や学芸会などの行事ももりだくさん。

事終わりなどは子供たちが燃え尽きて、荒れやすい時期でもあります。

2学期に荒れ始めたら、転職活動どころではありません。

逆に、2学期で学級が落ち着けば11月以降の転職活動に時間を使いやすくなりますよ。

1学期に引き続き、こまめにクラスの様子を見つつ学級を安定させましょう。

また、転職活動が本格化すると、どうしても「残業」はできなくなります。

2学期開始から少しずつ、「早く帰る日もある」というキャラになりましょう。

11月、12月 エージェントと面談 企業応募開始

11月になったら転職活動本格始動です。

初めての転職活動、一人だけでなんとかするのはおすすめしません

なぜならば、書類や面接の不通化が続くと、辛くて悲しくてやる気になれない時期が出てくる可能性があるからです。

実際に私も転職活動を使わないで活動をしたところ、100社応募して内定ゲットしたのは1社だけでした。

まずは、転職エージェントに登録しましょう。

転職エージェントは次のようなサポートをしてくれます。

  • 面談をして転職活動の軸を明らかにする
  • 求人の選定や企業との調整を行ってくれる
  • 面接や書類作成のアドバイスをくれる

転職したい人は無料で使うことのできるサービスです。

実際に使っていたおすすめの転職エージェントについては、次の記事でまとめています。

また、転職エージェントに登録した後は、求人に応募をしていきます。

正直、教員からの転職では、書類の通過率はあまりよくありません。

書類の通過率を上げるための方法については、別の記事でまとめますね。

1月、2月 転職活動面接&内定獲得

さて、年が明けたら、転職活動の面接に進んでいきましょう。

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書類選考が通ったら、いよいよ面接です。

企業によって異なりますが、内定までは2~3回ほど面接があるのがメジャー。

想定される質問に対してはあらかじめ答えを用意しておくのも有効ですね。

実際に私が転職活動でよく聞かれたことやそれに対する回答については

また別記事で紹介します。

書類応募や面接後の結果を待つ瞬間は、とても精神的にプレッシャーがかかりますが、

頑張って頑張って活動して、晴れて内定を獲得したときの気持ちは今でも忘れられません。

そして、内定を獲得したら、管理職に「退職の意向」を伝えましょう。

どうしても言いづらければ、 退職代行サービス なんかを使うこともいいかもしれないですね。

この辺りの「退職する旨」をいつ、だれに、どのように伝えるとよいのかは別記事にまとめますね。

3月  教員を退職

定時退勤 - パラシューティングへのボケ[56522526] - ボケて(bokete)

無事内定を獲得し、次の道を決めたら、気持ちを新たに

学校の荷物と職員室の人間関係の整理に取り組みましょう。

ちなみに、学校の先生をやめることは、子供たちにはトップシークレットです。

また、先生たちにもいつ報告したらいいのかは、学校ごとによってかなり異なるので、

自分の進退については、あまり口外しない方がいいですよ!

教員を「辞めたい」と嘆くだけなら簡単。まずは行動あるのみ!

「教員からの転職なんてできない」

「ずっと先生を続けていくしか、道はない」

「どうして学校の先生になってしまったんだろう」

と自分で自分を責めている時期が長かったです。

幸いなことに、私の教員時代の友人で何人かが「教員からの転職」を経験していたことで、

「あの人にできるなら、私にもできるかもしれない」と思えました。

行動しないと何も変わらないんです。

誰かが、代わりに、何かをしてくれるわけでもない。

自分のことは自分で決めて自分で実行していくしかないんだな、と最近強く感じます。

学校の先生が辛いのは労働環境のせいと思いますが、

学校の先生の労働環境はそんな簡単には変わりません。

変わらない環境を嘆いて、妥協し続けていくのか。

それとも環境が変わらないなら自分がいる環境を選びなおすのか。

自分自身で決めて後悔のないように進んでいきましょう!

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