若くて、独身のうちは、残業とかも気にならないけど、
この働き方、ママになっても続けられるのかな？
女性にとって、今後の人生を考えたときに
「教員続けられるかどうか」は大切な視点ですよね。
6年間小学校教員として働いて私が出した結論をお伝えします。
- これから先、結婚や出産をしても、先生として働き続けられるか心配
- ママさん先生の働き方が知りたい
- 将来のことを考えて教員を続けるか迷っている
- 実際に見た ママさん先生の働き方 3例
- 育休復帰後も先生として働き続けるのは難しい
- 教員と子育ての両立が心配なら、今からすべき2つの行動
結論から言うと、
結婚はまだしも、出産後に子育てと教員を両立するのはなかなか難しいです。
実際に、私が目の当たりにした、ママさん先生の働き方をいくつか紹介し、
私がこの結論に至った転職を決意した理由をお伝えします。
もしも、「今のうちからママになっても続けられる仕事に転職したい」という人には、
業界初の女性に特化した転職サービス リブズキャリアもおすすめです。
実際に、私もリブズキャリを使って内定を獲得しました
＼女性に特化！無料で使える転職サービス／
教員と子育てを両立する ママ先生たちの働き方
小学校で6年間勤務する中で「ママ先生」たちと学年を組むことがありました。
同じ学年で働く先輩の先生方として、
私が実際に目の当たりにしたママさん先生たちの働き方を３つ紹介します。
平日は定時退勤 土日に子供を連れて出勤タイプ
このママさんは、奥さんが学校の先生、旦那さんが会社員でした。
お迎えは全部、奥さんの担当だそうで、定時になるといつもダッシュで保育園へ行っていました。
いつ仕事をやっているんだろう？と気になって聞いてみると、
土日に子供を学校に連れてきて、面倒を見つつ終わらなかった分をこなしている、と教えてもらいました。
毎日颯爽と帰っていく裏には、お休みの日も仕事をするという努力が隠れていたのです。
夫と交代で残業デイを決める ＆ 実家にヘルプタイプ
こちらは、奥さんも旦那さんも学校の先生というご家庭でした。
日にちごとに役割を決めて、残業をして仕事を終わらせる日と、家庭のことをする日を分けているそうです。
また、週に１度は実家に子供を預けて、夫婦ともに学校の仕事に取り組んでいるとか。
実家が近い先生だからこそ、できる技だなと思いました。
教員と子育てを両立するためには実家の手助けも必要ということですね。
出産を機に退職 ＆ 非常勤講師にチェンジタイプ
こちらは、育休後、担任として復活するも、家庭と仕事との両立が難しく、
非常勤で働くことを決めたそうです。
その先生は
「自分の子供と他人の子供、どっちが大切なのか」と自分自身に問いかけた結果、結論は明らかで、自分の子供を優先しようと思った
と言っていました。
自分の子供も、他人の子供も、ともに大切にできる環境があればベストだと思うのですが、現実はなかなか厳しいですね。
教員と子育ての両立って可能なの？
実際に働くママ先生たちを見ていて感じたことは
教員と子育ての両立のハードルはかなり高い といえます。
実際に身近で見ていて感じたことは以下の３つです。
- 子育てと両立するためには土日出勤をするか、実家にヘルプを頼む必要がある
- 自分の子供を犠牲にして、働く可能性がある
- いつも定時退勤できるだけの教員としてのスキルが身に付けば可能
土日出勤をするか、実家にヘルプを頼む必要がある
結婚して、子供を産んだからといって仕事が減るわけではありません。
それに、子供のことが絡むと、独身時代とは異なって残業することが厳しくなってしまいます。
終わらない仕事をこなすためには、土日に子供の面倒を見ながら仕事するか、
実家に子供の面倒を見てもらうなどの対策が必要です。
夫婦二人だけの力で、休日を確保しながら教員と子育てを両立するのは
ハードモードだと判断しました。
自分の子供を犠牲にして働く可能性がある
よく、「学校の先生の子供ほど荒れる」といいます。
こんな言葉が表していることとしては、
「学校の先生は仕事で人の子供の面倒を見ているのに自分の子供には手がかけられない」
「自分の子供に手がかけられないから、子供が荒れていく」
ということですね。
実際に、私が目の当たりにした例としては
「子供の入学式や運動会と、勤務先の行事がかぶって、出席ができなかった」とか
「クラスで問題が起こって、子供のお迎えに遅れてしまった」などですね。
このまま教員を続けていると、どうしても仕事を理由に自分の子供を犠牲にするような場面があるでしょう。
いつも定時退勤できるだけの教員としてのスキルが身に付けば可能
とはいえ、クラスで特に問題が起きず、定時で帰っても大丈夫なぐらい、
教員としてのスキルが身に付けば、子育てとの両立も可能ですよね。
実際、私も、独身のうちから定時で帰れるように、学級経営については試行錯誤しました。
おかげで、月の残業は20時間ぐらいまで減りました
ただし、学級の子供のことを完全にコントロールするのは不可能。
どうしても、突発的に動くこともあります。
いつも定時退勤できるだけの教員としてのスキル もそう簡単に得られるものではありません。
もしも、子育てのために教員を辞めたらどうなるの？
教員と子育ての両立が難しくなった場合に、
子育てを辞めることはできないので、「教員」を辞めることにしたら、
どんな未来が待っているでしょうか？
具体的には
非常勤講師になる か 専業主婦になる
の２択でしょう。
ママになってからのキャリアチェンジはほぼ不可能
実際に子供が生まれて、育休を取得、復帰後に退職を決めた時、
きっと30代になっています。
30代、しかも子持ちの女性で、未経験の一般企業に転職できる確率は0％に近いです。
私は、子供なしの28歳の転職でしたが、それでも
転職エージェントの方には「かなり厳しい」といわれてしまいました。
育休復帰後のキャリアは、育休に入る前にどんな仕事をしていたか、で決まります。
つまり、教員をやっていた人が、未経験の企業に転職するのは
キャリア0のため、可能性も著しく低いのです。
出産後に教員を辞めたら、非常勤か専業主婦になることが多い
再就職先を見つけることは厳しいので、多い選択肢としては、
学校の先生を辞めて専業主婦として家庭に入るか、
非常勤講師として少し業務量を減らしながら働くか の2択です。
実際にTwitterなどでもキャリアをあきらめたママ先生をたくさんお見掛けしました。
教員と子育ての両立が心配なら、今からすべき2つの行動
残念なことに、学校の先生を取り巻く環境はすぐには変わりません。
将来に不安があるのであれば、今からできることを行動に移していくべきです。
具体的に、今からできる行動としては以下の2つです。
- 自分のキャリアについて考え直す
- 転職活動を視野に入れる
自分のキャリアについて考え直す
「自分がどんな仕事をしていきたいのか」「人生の中で仕事をどのように位置付けたいのか」を考えることで、これから先の自分の行動が見えてきます。
3年後、5年後、自分はどんな生活を送りたいか？
これからの人生で叶えたいことは何か？を自分に問いかけてみましょう。
これから「どんな働き方をしていきたいか」が明らかにするためには、
キャリアのプロの力を借りることも必要です。
キャリアコーチングサービスの中でも特に女性におすすめなポジウィルキャリアについて紹介します。
ポジウィルキャリア は20代を中心に、「ライフイベントを含めた今後のキャリアに悩む女性」に焦点を当てたキャリアコーチングサービス。
代表の金井さんをはじめ、トレーナーの方は自身の「結婚」や「出産」をきっかけにキャリアを考えなおしているそうで、
教員を続けるか悩んでいる女性の先生方が話しやすい相手といえるでしょう。
＼まずは無料のカウンセリングから／
転職活動をするか、しないかだけではなく、これからどのように働いていきたいかをしっかり考えることで、教員として働くことのモチベーションもあがることだってありますよね。
転職活動を視野に入れる
出産をする前、まだキャリアチェンジができるうちに、転職活動をしてみるというのも
一つの方法です。
転職活動をした結果、教員を続けることを選んだっていいですしね
たとえば、ミイダスや リクナビNEXT に登録して、どんな求人があるかを見るだけでも視野が広がりますね。
また、転職を考える女性におすすめなのがリブズキャリアです
こちらは、女性に特化した会員制転職サービスで、求人を見たり、アドバイザーさんと話をしたりすることができます。
紹介されている求人も女性向けのものなので、「結婚」「出産」といったライフイベントの変化に柔軟に対応している企業が豊富です。
＼女性に特化！無料で使える転職サービス／
実際に使ってみて、リブズキャリアについてはこちらの記事でまとめています。
これからの自分の働き方について見つめなおしてみよう
身の回りのママさん先生たちの働き方を知り、
「自分にはまねできない」「このまま教員を続けていっていいのかな」と不安に思う気持ちがあるのなら、それをきちんとはきだして見つめあってみましょう。
若さは一番の武器です。
あのとき、もっと行動していればよかった…と思わなくてすむように
小さな行動を起こしてみることで、未来は開けるかもしれませんよ。
転職活動の大まかな流れが知りたいという人には、こちらの記事もおすすめです！
